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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第11章 この最低男


しずくが泣きたいだけ泣かせてあげよう。

そう思いながら、硝子は何も言わないでしずくを見守った。




ガラッと扉が開いて、硝子が目を向けると、悟が戻って来ていた。




「しずく帰るよ。」




ツカツカとしずくのベットまで行くと、しずくを抱き上げる。

「おい、五条…。」

硝子が椅子から立ち上がると、悟は硝子に向かって言った。




「僕が家に連れて帰る。
しずくは七海がいい訳?」




しずくは悟の言葉を聞くと、首を振った。

「……七海くんも……悟も嫌だ…。」




こんな姿で七海に会いたく無い。




悟を嫌だと言うが、大人しく抱かれてはいる。

腕の中で泣いているしずくを見た後に、悟は硝子を見た。




邪魔をするなと、悟の顔が言っている。

仕方無く、硝子はそれ以上何も言わなかった。




「うっ…………う……。」




硝子の部屋を出ても、しずくは泣き続けている。



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