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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第11章 この最低男


悟は結局、しずくを残して部屋から出て行った。




またしずくの泣き落としにため息が出る。

自分以外の男と恋愛をするしずくに、少し腹を立てただけだった。

その苛立ちをしずくにぶつけるのは、それほど諭されるモノなのだろうか。




そんな事を考えて歩いていたら、ちょうど目の前から七海が来た。




硝子に呼ばれて今からしずくの元へ行くのだろうか。

泣いて弱っている裸のしずくの元に。




「…おはようございます。」

「今から、しずくの所?」

「?」




悟の問いかけに、七海は不思議そうな顔をした。

どうやらまだ硝子から連絡は来ていない様だ。




「……しずくの愛人やるって?」

「…ああ…、そんな話はありますね…。」




悪びれもしないで答える七海に、胸がモヤっとした。




七海に近付いて、悟は耳元で話した。

「僕、しずくと離婚しないけど、それでいいの?」

ずっと愛人のままだと、悟は七海に牽制している様だ。




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