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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第10章 これは愛ではありません


くだらない気遣いにため息が出そうだ。

悟はしずくの心情を考えて、苛立ちで笑みが漏れる。




「ただいま、しずくお土産。」

悟が小さい梱包された箱を開けると、中にはチョコレートが入っていた。

一粒取ってしずくの口の中に押し入れる。




チョコレートの中にバーボンが入った味に、悟が食べれないチョコレートに目を顰めた。

味は美味しくて広がるビターチョコレートの味とバーボンの味が口の中に広がった。

悟が指に触れて付いたチョコレートをベロッと舐めた。




目隠しをしているくせに、その時の悟の表情が分かる様だった。

色っぽいその仕草に、しずくは顰めた目を伏せた。




「…僕もシャワー浴びようかな。」

しずくの紅潮された伏せている顔を見て、悟は残りのチョコレートが入った箱をしずくに渡してリビングを出た。




貰ったお土産に罪は無い。

悟から貰ったお土産に胸をときめかせている訳じゃ無い。




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