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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第10章 これは愛ではありません


七海の提案に、しずくは驚いた様に目を見開いた。

言葉の意味を理解すると、どんどん顔が赤くなる。

七海からこんな提案をされるのを、想像すらしていなかった様だ。




これが演技というなら、悟も七海も全然分からない。

まるで付き合いたての恋人に、初めて夜を誘われている様に、胸が高鳴った。

「……ええ…と…。」

しずくはチラッと握られている手を見た。




凄くドキドキして、心臓が痛いくらいなのに。

チラッと見た七海の笑顔が心地よかった。

まるで本当に恋愛をしているかの様な高鳴りに。

しずくはゆっくりと頷いた。















 
「おかえりなさい…。」

悟が帰ってきた時に、しずくはリビングに居た。

珍しい光景だが、しずくが何を考えているか手に取るように分かる。




最近、リビングに居なかったら、悟はしずくの部屋に来るからだ。

そこからなし崩しに抱かれるのを回避する為だろう。



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