• テキストサイズ

【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第10章 これは愛ではありません


『しずくは…染まりやすい…。』

硝子が自分に言った言葉を思い出す。

実際に、しずくを落としたいからって、そんな簡単には出来ないだろうと思っていた。




何せ、旦那はあの五条悟なのだから。

でも数回会って、こうして目の前で目を伏せるしずくを見ると。

意外とイケそうだ。




自分の奥さんと恋愛をしてこなかった悟に感謝出来る。

お陰で、恋愛に関して初心なしずくを、簡単に手に入れられそうだ。




ジッと見ているだけで、顔を赤らめて直視出来ない。

まるで10代の様に新鮮な反応だ。




それがわざとらしく感じないのは、彼女の表情が本当に困惑しているのが分かるからだ。




七海はテーブルの上に置いてあるしずくの手を握った。

それだけのスキンシップでも、体を硬直させて不安そうに七海を見上げる。



七海はゆっくりと笑みを作ると、しずくに優しく言った。

「そろそろ、夜に会いましょうか。」


/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp