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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第10章 これは愛ではありません


硝子は今頃しずくと会っているだろう男を思い浮かべて、満足そうに笑った。




「誰?」

悟の不機嫌そうな声に、硝子は再び悟を見る。

(…面白い顔出来るじゃ無いか…。)




硝子が見た悟の顔は、先程までのふざけた態度では無くて、明らかに怒りを溜めている。

「…七海、知ってた?あの子昔からしずくが好きだったよ。」

「っ!まさかの七海?」




七海の名前を聞いても、彼がしずくを口説くなんて全く想像出来ない。

「……はぁ、普通先輩の奥さん狙うか?」

悟はため息を吐きながらスマホを出した。




「邪魔するなよ。」

硝子はその悟の手をバチっと叩く。

この様子では今もしずくと七海は会っているようだ。




最近出掛けて化粧をしていたので、何かあるとは思っていた、

(しずくが七海と会っている?)

ズクンッと悟の胸が疼いて、思わず胸を抑えた。


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