第10章 これは愛ではありません
ズルッと悟のモノが抜かれると、そのまましずくの体を抱き上げる。
「ッ悟…濡れたままっ!」
ベタベタ張り付く肌をそのままに、ベットにしずくを寝かせる。
ポタポタ悟からも雫が落ちてきて、しずくはその雫が目の近くをかすめると、目を顰めた。
すぐに悟のキスが落ちてきて、濡れたままの体に掛け布団が張り付く。
「…明日新しい寝具買ってあげる。」
悟はそう言うと、しずくの中に再び入ってくる。
さっきまでの情事の後で、悟のモノも簡単に受け入れた。
「ッあ…っ今日…寝れないっ…。」
悟に揺さぶられながら、濡れた布団をぎゅっと掴む。
「僕の部屋で寝ればいいから。」
しずくをぎゅっと抱いて、悟は囁く様に言った。
「そんなっ…無理…っ」
うるさいしずくの唇を塞ぐと、悟はしずくの体を貪った。
「はっ… しずく…集中して…気持ち良くて先イッちゃう……。」
情事の時にだけ聞こえる悟の甘ったるい声に、簡単に頭が支配される。