第9章 とても変な夫婦関係です
どうせ離婚するなら。
僕を好きにならせて離婚してやる。
「しずく、何回イクの?このまま朝まで愛されたいの?」
好きと言わないしずくに、悟はもう限界だ。
どんなに自分のペースで動いても、こうして何度もイかれて締め付けられては、もう射精感の頻度が短くなってくる。
悟の背中にしがみ付きながら、しずくは涙を溜めた目で悟を睨み上げる。
「嫌いだって言ってるでしょ!いい加減気付いてよ!」
いつまでも、悟の思い通りにはならない。
そんなしずくを見ても、ゾクゾクッと邪な気持ちが込み上がってきて、笑ってしまうだけだ。
「僕は好きだよしずく、離婚するの辞めよう?このままずっと気持ちいいSEXしようよ。」
しずくの泣き顔に性欲を刺激されてしまった。
可哀想に…。
毎回泣かす訳にはいかないけど、今日は泣いているしずくの中に思い切り射精したい。