第9章 とても変な夫婦関係です
「……すぐ泣く…。」
見下ろす悟の目が更に細くなる。
「はぁ…でも僕に泣かされてるしずくも可愛いよ。
もっと虐めたくなっちゃう…。」
何度も可愛いと繰り返し、キスをしながらしずくの中を犯していく。
たいして前戯もしていない、しずくの嫌いなSEXのはずなのに、しずくの中はすでに何度もイったようだ。
本当に。
可愛くて簡単な僕の奥さんだ。
最初に言ったじゃ無いか。
僕に合ってるから選んだと。
こうして簡単に悟に染まる女を、あの時選んだのだから。
「う…ゔっ…悟……やだぁっ……。」
「嫌じゃ無いでしょ?しずく、プレイだよ楽しんで。
ほら、しずくも好きだって言ってみなよ。
そしたら、早く射精出来るかも。」
でなければ、今夜は朝まで愛を囁いて抱き尽くせそうだ。
「ほら、僕を好きって言ってごらん…。」
「……………。」
どんなに揺らされてイカされても、絶対に言わない。
本当に頑固だな。