第8章 私の初恋でした
「しずく、もっと力抜かなきゃ入らない。」
そう悟に言われて、しずくは薄っすら目を開けた。
見上げた悟の顔は紅潮して、明らかに情欲に高揚してしずくを見下ろしていた。
男の人のそんな顔を見た事が無くて、一瞬、痛みさえ忘れて、その顔に見惚れた。
「息吐いて。」
悟の言われた通り、なるべく力を抜ける様に、大きく深呼吸した。
しずくの深呼吸に合わせて、グッと悟のモノがさらに入って来た。
「!」
また痛みで体が硬直する。
「もう少しで全部入るから、もっと息を吐いて。」
悟もまた、余裕が無さそうな顔をしている。
再びジワっと出てきた涙を堪えて、しずくは悟に言われた様に、深呼吸を繰り返す。
悟が言っていた様にグッ、グッとどんどん悟のモノが自分の肉を割って入って来るのが分かる。
やっと悟の動きが終わると、彼のモノが全て入ってきたのだと分かった。