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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第8章 私の初恋でした


「…………。」

そんなしずくを見て、悟の目がスッと細くなった。




少し見誤った部分はあった様だ。

何も知らない女を、丁寧に手取り足取り段取りよく相手をする趣味は無い。

「しずくおいで、君の部屋もあるよ。」

「…私の部屋?」




その言葉にしずくは余計困惑した。

結婚したら夫婦は同じ部屋で過ごすと思っていた。

悟に案内されて、『自分の部屋』だと言うそこを見に行っても、何の感情も湧かなかった。




ベットにクローゼット、鏡台まで揃っていた。

付いているカーテンを見ても、しずくの趣味では無い。

この部屋に自分が選んだ物は何も無かった。




誰が用意したんだろうか。

新居も、ソファも家具も全部用意されていて、ここが自分の家だと言われても、まるで他人の家の様だった。




ボーッとその部屋を見ていると、悟の手が後ろからしずくの首筋を撫でた。

ビクッと体が大きく反応して、思わず体を悟から離した。



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