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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第8章 私の初恋でした




悟は伺うなんてしなかった。

まるで、しずくが断らないと決めていたかの様に。




それでも、その堂々とした悟の姿は、とても凛々しくて。

その容姿から、何処かの王子様にプロポーズをされた錯覚さえ覚えた。

あのガラス玉の様な目に見つめられたら、断る女の子なんていないんじゃ無いか。




悟は、頷いたしずくを見ると、満足そうに部屋から出て行った。

しばらくは悟の出て行った窓をボーッと見ていた。




(私が、五条悟と結婚する…。)




青天の霹靂の様だった。

その事実に胸をときめかせて、しずくは目を伏せた。




今なら分かる。

悟はしずくを好きでプロポーズしたのでは無い。

そんな事も分からないほど、まだ幼かった。




それから結婚式まで2ヶ月。

悟と会う事も無いまま、結婚式の準備は進んだ。




「しずく、五条家からとても綺麗な白無垢が届いたわ。」




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