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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第8章 私の初恋でした


だから、自分個人の後継ぎだかとか、五条家の繁栄だとかは、その目標に比べれば優先される事項では無い。

悟の子供で無くても、相伝術式は受け継がれる。

術式とはそう言うモノだ。




(くだらない…早く終わらそう…。)




悟は次々と顔を合わせる女の子達を見ながら、そんな事を考えていた。




誰でもいい。

ただ側で静かに過ごして、部屋に飾られる花の様に美しく。

ただそこに居ればいい。




当たり障りなく過ごせる女…。

そうそんな女がいい。




主張が強い女の子達は初めの一言から相手にしなかった。

服装、振舞い、そして悟への目線。

話をしなくてもハッキリと『違う』と分かっていた。




そんな悟だから、しずくが目に入ったのは当たり前だった。

この会場の中で唯一、その存在をアピールしない。

だけど、勝手に気が付いてしまうほど、美しく姿勢良くただそこに居るだけの女。



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