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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第8章 私の初恋でした


ああ、本当にくだらない時間だ。




悟は自身の嫁候補を選ぶのに、わざわざお見合いさせられる。

当主になった事を後悔しそうだ。

強ければ何だっていいじゃないか。

そう思う反面、絶対に手に入れたかった呪術界での権力と地位。




そうしなければ誰も助けられないし、腐ったこの呪術界で将来有望な若手を育てる事も出来ない。

そうー…例えば伏黒恵ー。




彼を五条家で保護するにも、禪院家とのイザコザはあった。

『好きにしろ。』

禪院直哉との最後の言葉を全うしたい訳でもない。




『津美紀が幸せならいい。』

あの小さな体にある、大きすぎる守るべき者。

恵に守れるだけの力を付けてあげたい。

そんな小さな気持ちから、悟の大きな野望の架け橋になった。




もう2度と、残酷なこの世界で、傑の様に壊れてしまう者が現れない様に。

自分が強いだけではダメな事を、充分に分かった。



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