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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第7章 あなたの婚約者です


家族風呂は露天風呂だった。

ヒヤッとした脱衣所で、しずくは服を脱いだ。

狭い脱衣所は、体の大きな悟と一緒だと、簡単に触れてしまいそうだ。




こうして一緒に温泉に入るなんて思わなかったから、少し気恥ずかしかった。




お互いに軽く体を洗って温泉に入った。

「しずく、もうちょっとこっち来て。」

遠慮がちに温泉に入って来たしずくに悟は言った。





しずくの腕に触れると、悟は自分の方にしずくを引き寄せて、後ろから抱き締めた。

でもそれだけで、悟は別に不用意に体を触ってくる事は無かった。

ただのスキンシップだ。

あの悟がただのスキンシップをしてくるのには戸惑うが。




「……今日だから、僕があのふざけた時間を断らないと思った?」

「……うん……。」

何だ、やっぱり悟は知っていたんだ。




「誕生日おめでとう。」

10年間1度も言われた事の無い言葉だった。



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