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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第7章 あなたの婚約者です


「…………。」

流石に誰も何も発しなくなってしまった。

悟までも黙ってしまったので、しずくはチラッと悟を見た。




「……あの……何で結婚したんですか?」

そう思って当然だろう…。

しずくはふう…とため息を吐いた。




「……悟となら、穏やかな夫婦生活を過ごせると思ったのよ…。」

そうポツリと言ったしずくを悟は横目で見た。

「そして実際とても穏やかだったわ…煩わしい事も無くて、自分の好きな事だけを毎日出来て……。
離婚したいのは……私のわがままよ……。」




激しい情慕の感情も無ければ、酷く喧嘩をした記憶も無い。

自分に関心が無い悟の横で、その時間はただ過ぎて行った。




悟は悟なりにしずくに関心を寄せなくても、しずくの生活を崩そうとはしなかった。

ただそこにいるしずくを受け入れていた。

それだけでいいと思えていた時期は確かにあったのだから。


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