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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第7章 あなたの婚約者です


まぁ、何か企んでいるとは思っていたが。

「…ご苦労様…。」

悟は呆れた顔をしながらしずくに言った。




「…まさか、部屋は別々じゃ無いよね…。」

しずくの後を付いて行きながら旅館の者にフロントに案内される。

受付で渡された鍵は1つだ。




「…一緒よ…だけど…。」

しずくは背の高い悟の耳元に近付く為に背伸びをした。

「一緒に過ごすのは私とは限らないけど…。」




優しく甘い声が悟の耳元に響いた。

悟はしずくが離れると、ハッと笑った。

「そこまで奥さんにお願いされちゃあ、ご期待に添えないとね…。」




とても虚しい気持ちになる。

彼女との関係を修復しようとすればするほど、胸を抉られる様な攻撃を受ける。




離婚したいだけじゃなくて、しずくに恨まれている気分だ。




ここまでしずくの気持ちが離れていた事に、気にもとめないで過ごしていた代償を今払っているのだろう。
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