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12歳年下の彼に溺愛される話

第62章 真夜中の出来事…




「いい…よ…」

そう…小さな声でこっちが
彼に返事を返すと。
驚いた様な顔を彼がしていて。

『え?…でも…、その…
良いんですか?巴さん』

シャワーを単純に浴びるだけの
意味じゃないんだよと、私が
その意味を理解して返事をしたのかと
彼がこっちに…そう…確認して来て。

「行こ?…港斗君…話の続きは…
……あっち…で…しよ?」

と…含みの幅を持たせる感じに
話の続きはあっちでと…彼に
一緒に…ここから移動する様に促した。

さっきの事もあったし…、
あそこには双子が居るから…
話したくても…話せない事もある…。

リビングから…出て…、
その先の廊下でガバッっと
自分から港斗君に抱きついて。
自分から…彼にキスをした。

「港斗君の、…馬鹿ぁあぁ…ッ…」

彼は…半分寝てた感じだったから、
その時の不満を彼にぶつけても
彼はオロオロするだけで、
何で私がこうなってるのかは
全く理解出来てないので…。

「…ぅ…っ……う…ッ…、
港斗…君…が…悪い…んだよ…ッ…」

『え?ええ?あ…、え?
僕が…悪い…んですか…?』

「港斗君も…あの人も…
あの時は寝ぼけてた…みたいだけど…ッ」


ーー
ーー
ーー

巴が…さっきの出来事を…
目の前にいる港斗に説明した。
自分は抗おうとしたけど…
前と後ろから挟まれちゃって…
逃げようにも…逃げられなかったし。
声を出そうにも口をキスで
港斗に塞がれてた事も伝えた。

内緒にして置いた方が…良かったのかも
知れないけど…こっちだって
嫌な思いを…さっきのあれで
したんだから…不満位…
ちょっとは…彼に言ってもいいはず。

ぎゅうううう…と…廊下の壁に
彼の身体を押し付けながら
彼の身体に抱きついた。

「嫌…だった…だよ…?
嫌…だったし…ダメ…なのに…
気持ち良く…なっちゃって……ッ…」

イってしまった自分に…
一種の自己嫌悪感を感じてしまって居て。

行き場の無い…怒り…みたいなのを
目の前の彼に…ぶつけてしまって居た。

彼も…來翔さんも…酔っぱらって
寝てて、悪気があってした事じゃない
って言うのは…頭では理解出来てたけど
その…自分の中で…消化しきれない
モヤモヤとしたものが…あって。



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