第62章 真夜中の出来事…
スッと…彼の手が…こっちの頬を
そっと…優しく撫でて来て。
『さっきは…すいませんでした…。
僕も…家だからって…気を抜いて
飲み過ぎちゃって…ましたから…。
巴さんが…
嫌な気持ちになってる時に
助けられなくて…すいません…』
「み…港斗くぅ…ん……」
彼に抱きついて…抱き合って
廊下の真ん中で熱いキスを交わす。
『このまま…あっち…行きましょうか?』
「うん…、あっちまで…連れて行って…」
彼の…熱いキスで…腰の力が
抜けてしまった…みたいで…。
彼に縋り付きながら…そう強請った。
軽々しく…お姫様抱っこされて。
そのまま廊下を移動して、
バスルームに…連れて来て貰った。
『巴さん…ッ…』
ちゅ…っ…ちゅ……
キスを交わしながら
キスを止める合間を惜しみつつ
着ている服を彼の手に、
性急な感じに
剥ぎ取る様に脱がされて行く。
こっちも…彼が…早く欲しくて…
どうにも…この時間が…じれったい…。
彼も…自分が着ている物を
脱ぎ捨てる様にその場に脱いで。
お互いに…生まれたままの姿になる…。
キスを交わしながら…彼が…
こっちの陰列に…自分の亀頭を
スリスリと…擦り付けて来て。
「んぁ…ん…中…に
…挿いちゃ…う…ッ…」
『僕は…巴さんの中に…
早く…挿いっちゃいたい…ですけどね?』
「んぁ…待って……ここじゃ…無くて…」
リビングからは廊下を隔てて
バスルームは離れてるし、
脱衣する洗面所の扉と
バスルームの扉があるから。
扉…3枚…隔てている事になるから。
洗面所から…バスルームに移動したいと
巴が港斗に訴えかけるも…。
『巴さん…足…開いて…?』
彼が…その場でしゃがみ込んで…
こっちの足の間に頭を入れて来ると。
陰列を…舌でなぞって来る…。
「んあぁ…あぁ、ん…っ、んんぅ…」
クリトリスを…彼の舌が…捉えて、
ビクビクっと…巴の身体が跳ねる。
「あぁ…っ…港斗君…気持ちい…い…ッ」
今は…さっきと…違って居て…、
自分に…こうしてるのは…
彼だって…ちゃんと…分かってるから…。
彼の愛撫に…安心して…
自分の身体を委ねる事が出来る…。