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12歳年下の彼に溺愛される話

第52章 神戸コンチェルト



何か…恥ずかしくなってしまったんだけど。

『ずっとここに居るのは寒いですね、
中の売店でも…見に行きますか?』

一旦デッキを後にして、
船内にある売店へと向かう。
コンチェルトのオリジナルグッツを
彼と二人で見ながら、しばらく
潮風で冷えた身体を温めて。

出航の時間に合わせて、
離岸する様子を見るのに
彼と一緒にデッキに向かった。

スタッフの人に手を振って貰って
モザイクの横を出発して。
16時半から約1時間45分の
須磨・淡路方向のクルーズへと出航した。

港斗君が言うには、
この時間のサンセットに合わせた
トワイライトクルーズも
この後のナイトクルーズも
レストランで提供される料理の内容は同じだし。

クルーズしてる時間も同じなんだけど
ナイトクルーズだけは、
方向が須磨の方じゃなくて、
神戸空港の方へ向かうコースになる。

「そのホテルのプランだと…
何か普通に予約するのと
違うかったりとかするの??」

このプランだけの特典とか
そんなのあるのかな?
乾杯の分のワイン1杯サービスとか。

『いいえ、何も変わらないですよ
ああ、内容を…別のコースに
アップグレードしたんですけど
そうですねぇ、普通に公式から
予約するより…400円程度
合せて安くなったって程度ですよ』

彼がホテルのプランで予約しても
あんまり変わりないと言ったと通りに
普通にこのトワイライトクルーズで
同じお料理のコースを予約するより
ホテルのプランで予約したら
400円安くなるだけで変わらないと言って来て。

これが…JRのカニカニエキスプレスなら
かなり…数千円とかの単位で
お得に…カニが食べられるんだけどなとか
そんな事を考えていると。

『巴さん?どうかしましたか?』

「う、ううん…何でもない…」

彼と早めのディナーを頂くレストランに
移動してテーブルに案内される。
窓際の特等席の景色のいいテーブルは
窓の横にテーブルを◇に配置して、
お隣のテーブルのお客さんを気にせずに
2人だけの世界で、神戸の景色を
楽しみながらお食事を頂く事が出来る。

ホテルのプランのコースは
前に乗った時に食べたものと
同じ内容のコースだったので。




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