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12歳年下の彼に溺愛される話

第43章 Wデート



『飯島先生が…森園美海は
悪い事言わないから…やめとけって
付き合い始めた頃に
僕に忠告してくれたんですけど。
あの頃は…あんな綺麗な人と
僕みたいな…のが付き合えるって
舞い上がっちゃってて……。
今…思えば…飯島先生が…みんな…
正しかったって言うか…』

人をちゃんと…見てるって意味では…、
そのプレイボーイな医者の
飯島先生は…人を見る目があるのかも?

『ああ~でも、僕も…
巴さんと付き合い始めた頃に
飯島先生に声掛けられましたよ?
”生田、良かったな”って』

ブブブ…と自分のバックの中で
メッセージを受信した通知が来て。
スマートフォンを取り出して
確認すると葵ちゃんからのLINEで。

葵ちゃんも…その飯島先生に
やっとお前の片想いも
終わりになりそうだなって言われたと。

ある意味…その…飯島先生って人
恋愛マスターか…何かなんじゃないかって。
そんな風に思ってしまいそうだけど。

『あ、そうそう…噂の飯島先生が
今度…垂水の駅前に開業するんですよ。
看護師さん……4人ほど…
引き抜いて行っちゃって、
週一で開業後も当直するからって
院長に許して貰ってましたけどね』

垂水駅の前のテナントビルに
クリニックを開業するらしくて。
女性関係は…色々あるけど
腕はいい先生なのでと…
また開業したら…行ってあげて下さいと。
オススメされてしまったんだけども…。
病気にならないのが一番だし…
お世話にならないに越した事ないけどね。

そんな話をしながら…
車は…ハーバーランドを過ぎて
灘の酒蔵の沢山ある辺りを過ぎて。

魚崎を過ぎて…深江を過ぎて。

芦屋に入って…芦屋を抜けて

車は西宮に差し掛かってくる。

『甲子園…見えてきましたよ~』

甲子園の辺りまで来たら
大阪はもうすぐって感じがする。

『阪神が…2軍の
新本拠地を作るとか…って』

そう言えば…そのニュースを
ちょっと前に見た気がする。

『あ、小林サンそれ、知ってます。
阪神タイガースの2軍の新しい
本拠地を尼崎の大物駅の近くに
出来るって話、この前の
ニュースで見ましたよ』

『小田南公園ですよね?確か…』


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