第36章 チョコよりも…いちごよりも甘く
気が付いたら別のクラスの
彼氏割ととっかえひっかえの
ヤリマンだとかビッチだって
噂されてた子と休みの日に
図書館に一緒に居るのを
クラスの子が見たって言われて…。
『巴さん?どうかしましたか?
あ、もしかして…使うの
怖いって感じ…ですか?』
その当時の事を思い出して、
ぼんやりとしていた所に
心配そうに彼が
こっちの顔を覗き込んで来て。
「ち…違う…の…ッ、そ…それ…
使って…みてくれて…いい…よ?」
だって…唇に塗った事あるし…
そんな風に使える物なら、
そんな…大した事…
無いだろうって…彼に
メンソレータムのリップの使用を許可した。
『じゃあ、…やっぱり…
先に…ファーの手錠ですよねぇ~』
そう言って…港斗に…
赤いファーの手錠を
カチャン…と嵌められてしまった。
『目隠しは、また後で…。
折角…これ…使うのに…
アイマスクしちゃったら、
巴さんの可愛いくて
えっちな顔…見えませんから…』
そう言いながら港斗が
新品のメンソレータムのリップを
外包を外して、ゴミ箱に捨てると
リップの蓋を外して、リップを繰り出す。
『僕も…これ…使ってましたよ
値段安いですし、デザインも
男が持ってても問題ないですしね…』
グイっと…申し訳程度の
▼の部分しかない、Tバックの
ショーツを…グイっとずらすと。
『様子見ながら…調節…しますね…』
様子??調節??
何の様子を見ながら、
何を調節??するの…??
『塗りますよ?巴さん』
そう言って…繰り出した
リップの先端をピタっと…
巴のクリトリスに押し付けて来た。
……何か…ちょっと冷たい…。
グイっと…リップを
そのまま押し付けて来られる。
「???」
『これが媚薬って顔ですね、
これが…媚薬って感じるのは…
今じゃないですよ、巴さん』
そのまま…押し付けたリップを
包皮を被った上から
上下に数回擦って彼が
クリトリスにリップを塗り付けて来て。
『じゃあ…離しますね?』
……と…何故か…、
押し当ててるリップを離すのを
こっちに彼が宣言して来て。
冷たい感触がするリップの先端が
クリトリスからスッと…離れた
その瞬間から…。