第36章 チョコよりも…いちごよりも甘く
『これを36歳の巴さんが
恥じらいながら着るから、
真の価値を発揮するんですって』
そう彼が熱弁してくれるが、
どう説明して貰っても
私にはそれが理解できそうになくて。
『イチゴのセーラー服
送料無料で1600円なんで
今度…買っても良いですか?』
「良いって言ってないってばっ、
買わなくて良いから、買っても
着ないからっ、着ませんっ!」
ちぇ~ッっと…残念そうな
素振りを彼がして見せて来て。
『残念…、でも…、
その黒のチャイナも…
めっちゃいいですね、巴さん。
だって、巴さんは黒って
選ばなさそうだから良いかもって』
彼が私を何かに例える時って
白い何かって時が多いから
白い下着…とか…
清楚そうに見えてエロ下着とか
逆にえっちじゃないですかとか
そんな感じに言って来そうなのに。
「でも…白じゃなかったの?」
パチパチと彼が私の言葉に
目を大きく瞬かせていて。
『え?巴さん…僕が…
最初白のえっちな下着見てたの
何で知ってるんですか?』
「いや……何となく…だけど…」
彼がベッドの上で
おいでおいでするので。
彼の前に巴が立つと。
スケスケの布の上から
お尻を揉みしだかれてしまう。
『黒の巴さんも…、
凄い…大人の女性って
雰囲気で素敵ですよ?』
彼の膝の上に座る様に
促されて、そのまま座った。
彼に抱っこされて、
スケスケの布の上から、
ツンツンと…丸見えの
おっぱいの先の突起を突かれて
ピンと…なって来た突起を
カリカリと…引っ掻かれる。
「んっ…あぁ…んッ」
『すけすけ…で、えっちですね』
「港斗君が…選んで買ったやつッ」
『ああ~、じゃあ僕がえっちだって事で』
納得したと言いたげな口調で、
彼がそう返事を返して来た。
『巴さん…もう一つ…、
お願いついでなんですけど、
これ…使っても良いですか?』
そう言って彼が…
ベッドの上に置いたのは…
新品の…状態の…
昔からずっとある…
メンソレータムのリップで。
「メンソレータムの…リップ??」
使うってどう言う事??
これってただのリップ……だよね?
『そのリアクションって事は、
巴さんは…このリップの
ベッドでの使い道は
ご存じないって事ですよね?』