第36章 チョコよりも…いちごよりも甘く
『……このままじゃ…
身体…冷えそう…ですね…』
こっちの口での奉仕を
そう言って彼がやめさせると。
自分の身体を湯船の中に戻した。
その後はジェットバスのスイッチを
オンにして、バブルバスを
彼とイチャイチャしながら楽しんで。
……たんだけど…、
さっきから…彼の機嫌が…
いつも以上にニコニコで良くて。
私は…お風呂から上がったら、
彼に何をお願いされちゃうのか
ドキドキしてしまって居る。
とりあえず…彼からの
バレンタインえっちのリクエストは。
あの…クリスマスに買って
私が彼にプレゼントした
あの赤いファーの手錠と、
目隠しと言うかアイマスクを…
使いたいって言う事…。
私に分かってるのはこれだけで、
他のお願いは謎のままだ。
デラックスバスを後にして、
一緒に可愛い洗面台の
アメニティの歯ブラシで歯磨きをする。
ドライヤーもここにあるから、
巴さんは風邪ひかない様に
髪の毛乾かしてて下さいと
僕は今日のオプションを…
あっちから取って来ますんでと。
洗面所の所に、私を残して
彼はお部屋の方に何か…
今から使うオプションを…
取りに行ってしまって。
オプション??
彼は…サンタコスも…
喜んでくれてたし…。
何か…衣裳的な…??
そんな物か…?
えっちな下着的な…
そんなオプション??と
自分の髪の毛に
ドライヤーを掛けながら
彼が戻って来るのを
巴が洗面台の所で待っていると。
『巴さん…、
全部済んだら、これで
こっち…来て貰って良いですか?』
そう言ってシンプルな
ビニールの袋に入った
下着なのか衣裳なのか…を
こっちに渡して…来て。
『オプションあるんですけど、
それはあっちで…僕がしますんで』
待ってますね!と…
凄い…期待に満ちた顔で
言われてしまって……。
どうやら…この袋の中身には
何か…オプションパーツがあるらしい。
……おトイレも…隣にあるので
トイレも済ませて…。
髪の毛も乾かし終えて…。
アメニティで肌も整えたので。
後は…今身体に巻いてる
このバスタオルを外して。
彼のが用意したこれに着替えるだけだ。
この袋の中身は…と…
ドキドキしながらビニール袋を
巴が…開いて行った。