第27章 城崎温泉の…夜
しっぽりとした…大人の時間の
始まりを静かに告げていた。
港斗君も…お揃いの柄の
温泉浴衣姿で。
カチッ…コチッ…と
音の無い部屋には…
壁に掛けられている時計の
秒針の音が…大きくすら聞こえる。
『巴さん…、こっち…
もっと…近くで…見せて貰えませんか?』
ベッドの端に腰を掛けている彼が
近くで浴衣姿を見せて欲しいと
巴に対して言って来る。
彼のすぐ目の前まで移動すると。
彼の手が下から伸びて来て
浴衣の上から巴の
お尻を撫で上げて来る。
腰にその手を回して来て
自分の隣に座る様に導いて来て。
巴は…ベッドの端に腰を降ろした。
港斗が手を…巴の
太ももの上に置いて
巴の手に自分の手を重ねて
上からぎゅっと握って来る。
『巴さん…、
浴衣、良くお似合いですよ。
脱がせちゃうのが…勿体ない位です…』
お世辞にも…色気と言うか
可愛げが無い様な…
温泉浴衣に…そこまでの
魅力があるのか…は…、
女である私にはわからないけど。
嬉しそうな彼を見てると、
男の人には…風情と魅力がある様で…。
彼の浴衣の一部分が…異様に
持ち上げられているのが見えて。
そっと…浴衣の上から
ノーブラのおっぱいを彼の手で
揉みしだかれてしまって居た。
「んっ…は…ぁ…んッ」
『巴さん…』
おっぱいを浴衣の上から
揉まれながらキスをされてしまって。
そのまま…ベッドの上に
身体を押し倒されていた。
するっと…彼の手が
襟の合わせの下に入って来て。
浴衣の下に差し込んだ手で
グイと…襟の合せを緩められてしまって。
ノーブラの…おっぱいが…
開かれた浴衣の襟元から…
ちらり…とその先端が顔を覗かせている。
『巴さん…、
可愛い巴さんの
ここが、零れちゃってますよ…?』
吸い寄せられる様にして
胸の先の突起に吸い付いた。
「んふ…ぁ…ンッ…、
あぁんっ、んぅ、ああぁんンッ」
突起に舌を絡められて
舌で扱く様に愛撫される。
ちゅぅ…っと先を吸われて
左右の先端を交互に可愛がられる。
「はぁ、あぁ…んんっ、
ああぁあんっ、アンッ、ああぁんッ」