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12歳年下の彼に溺愛される話

第21章 2024年1月1日



亜希子が夕飯の支度をすると言うので
お手伝いを申し出たけど、
お客さんだからゆっくりして置いてと
言われてしまって。

浩輔の方から、それまで3人で
私が持って来た剣菱を飲もうと
言い出したので、飲む事になって。

申し訳ない気持ちになりながらも、
フライングでお酒を頂きながら
お夕飯の支度が出来るのを待って。
運んだり並べたりするのは
お手伝いさせて貰ったりしたんだけど。

おせちと一緒に山盛りの
唐揚げが出て来て。

『んふふ、驚いちゃったかしら?
港斗も奏多も唐揚げ好きだから』

山盛の唐揚げは…2人の胃袋に
綺麗に吸い込まれて行って
その大半の姿を消したわけで。
港斗君も身体が大きいけど。
奏多君も今よりももっと
大きくなるんだろうなぁって。

夕飯を終えると奏多君は
自分の2階にある部屋に戻って行って。

食洗器がするから良いのよと
片付けの手伝いも断られそうに
なったんだけども。
呼び洗いだけでも…と、言って
お手伝いをさせて貰えたんだけど。

彼は…お父さんと二人でリビングで
お煮しめを肴にして飲んでいて。

『お湯張りが出来たら、
先にお風呂に入って頂戴ね』

「あ、はい…すいません…。
ありがとうございます」

『後…巴さんの…
お布団なんだけど…客間を
使って貰おうと思ったんだけど。
……港斗が嫌だって顔してるけど、
どうさせて貰ったら良いかしら?』

「客間を…使わせて頂いても
構いませんでしょうか?」

『港斗は…一緒じゃなくて
残念かも知れないけど…。
案内するわ、
こっちよ…巴さん』

リビングの隅に置かせて貰って居た
自分の身の回りの荷物が入った
キャリーバックを持って、
案内をしてくれる亜希子の後について。

1階の奥にある、客間に案内されて。
洋風のお家だから、客間も洋室で
ベッドが置いてあった。

「凄い素敵なお部屋ですね…。
外国のホテルみたいです…!
こんなお部屋を使わせて
頂いてもよろしいんですか?」

『ええ。勿論…
お客さんに寛いで貰う為の
お部屋だから、自分のお家だと
思ってゆっくりして頂戴ね…』

「はい、ありがとうございます…」




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