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12歳年下の彼に溺愛される話

第21章 2024年1月1日



と…言いながら巴が
持って来て居た剣菱を渡すと。

彼の父がムッとしたので、
剣菱好きだって聞いてたのに
マズい事をしたのかと思って居たら。

『港斗…女性に
重い物を持たせてお前は、
隣に居ながら…何をしてたんだ?』

「……ち、違います違うんです。
港斗さんは…大きな荷物を…
持って頂いておりましたので…。
それに…これは…私の手から
お渡したいと…思っておりまして…ッ」

こっちが…そう言うと
港斗の父がははははと笑って居て。
とりあえず…喜んでもらえた様で
こっちとしては…一安心したのだけど。

残りのケーニヒスクローネと
杵屋総本店の最中は
ここまで案内をしてくれた
彼の母親の方へ渡した。

どっちも好きだと…言ってくれたので
肩の力が抜けたように
なってしまったんだけど。

とりあえず……お茶を淹れて来るわと
港斗の母の亜希子がキッチンへ
お茶の用意をしに向かって。
日本茶と、持って来た最中を
お茶請けに皿に乗せて戻って来る。

『でも…こんな風にキチンと
私達に顔を見せてくれて
ご挨拶をしてくれるお嬢さんを
お家に呼んでくれたのは
初めてね?港斗』

コロコロと笑いながら
彼の…どの時の
彼女の話をしてるやらだけど。

チラッと彼の方を見ると
居心地が悪そうな顔をしていたので。
多分……私が居るから
色々と言いたい事を言いたい様に
言えないんだろうなと思いつつ…。

『そうだなぁ。なぁ?亜希子。
お付き合いをしている女性を
紹介してくれたのは初めてだなぁ…』

そう言いながら彼の父親の
生田浩輔がそう言うと。
亜希子が二階に声を掛けて
下のリビングに降りて来た
彼の弟である奏多も顔を見せたので。

包んで用意していたお年玉を
彼に手渡そうとしたのだが
私と話たりするのが恥ずかしいらしく。
私が彼にお年玉を渡して
奏多君にそれを私貰ったのだが。

『本当に…奏多は港斗とは正反対…で
女の子にモテるのに…、お付き合いとか
そう言うのは…恥ずかしいから…
って無理みたいなの』

一緒にお茶を飲みながら
買って来た杵屋総本店の最中を食べて。

彼の…小さい頃のアルバムを
見せて貰ったりとかして過ごした。



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