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12歳年下の彼に溺愛される話

第16章 12月17日から…12月22日




そんな感じに思えてしまって、
気の毒な気もしなくもないけど。
まぁ…いいか…、雄介さんの事は。

森園さんとの間に、子供が
居なくて良かったなって…
思ってあげるぐらいしか…
私には出来ないなって。

ATMでお金を降ろして
雑貨屋さんでテーブルクロスと
クリスマスポイ感じの、
キャンドルホルダーが1000円で
売っていたのでそれに合うサイズの
キャンドルと一緒にお会計をして。

食料品売り場に行って。
ハンバーグとチーズフォンデュの
材料を買って巴は家に帰った。

ーーー
ーー


「ただいまぁ…」

手を洗ってうがいをすると。

早速買って来たテーブルクロスを

リビングのテーブルの上に広げた。

赤い布に…銀色で

雪の結晶がプリントされていて。

クロスの縁には白い

ポンポンみたいなのがついた

レースで縁取られている。

そのテーブルクロスの上に

買って来たキャンドルホルダーを

置いたら、一気にクリスマスの

当日にでもなった気分になる。

「あ、そうだ…ホットプレート…
深めの区切れるやつ…貰ったんだった」

両親がアイリスオーヤマの
2つに区切られてる
ホットプレートを
何かのお返しに貰ったけど
お好み焼きには向いてないから
持って行けと…くれたもので。

今日は寒いし、煮込みハンバーグと
チーズフォンデュだから、
2つに区切れるのはありがたい。
良く煮込んだ煮込みハンバーグが
冷めないで食べられるし。
チーズフォンデュも具材を
温めながらディップして楽しめる。

それに…なんか…、
このテーブルクロス敷いたら
ここで調理しながら食べたいなって。

そうと決まればテーブルで
仕上げをする段階までの下準備を
キッチンで済ませればいいので。

買って来た野菜とバケットを
食べやすいサイズにカットして。
そのついでに、家から貰った
大根とキウイでサラダを用意して。
サラダは冷蔵庫に入れて置いた。

カットした野菜を茹でる為の
お湯を沸かしている間に。

ニンニク片を鍋に擦り付けて、
鍋に匂いを移すと
その鍋に白ワインを入れて
片栗粉をまぶしたピザ用チーズと
適当にカットしたカマンベールチーズ。
を鍋で溶かして置いた。
ココットの容器にそれを移して置いた。



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