• テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第14章 決戦は土曜日に…




普通のお友達とかなら
イヤリングじゃなくてピアスだし
自分が着けた物をあげたりは
しないし出来ないけど…。
まぁ…本人がそう言ってるし。
家族だし…消毒したら良いかと。

鏡は見ちゃダメと言われてるから。
ピアスホールの場所に
千冬がピアスの先を合わせてくれて。
後は自分でホールに押し込んで
ピアスを巴は自分の耳に付けた。


ーー
ーー
ーー


その頃…

神戸 北野…旧レイン邸

巴の恋人である

生田港斗は他の同僚と一緒に、

結婚式の会場である旧レイン邸の

会場の飾りつけを行って居た。


と…言うのも…形式としては…

結婚式の1.5次会の様な

カジュアルなスタイルの集まりだが。


正確に言うと…ここは…、

時間で貸して貰ってるだけで。

普通に結婚式のプランよりも

安く上げる為に…

普通だったらこう言う融通は…

断わられる…と思うけど。

ここは病院の忘年会の

パーティーとして会場を院長名義で

抑えて貰っている…のだと言う話だ。

うちの…院長の

顔が広かったんだと思うけど…。

まぁ…ここの会場の使用費用は…、

自分の所の職員同士が結婚するんだから。

これ以上におめでたいことは無いって。

院長が出してくれるって話らしいし。

会場の飾りつけは完了してるから。

後は…、10時半の受付開始の

時間を待つだけ…だけど…。

チラッと…港斗が…自分の腕の時計を見て。

『よぉ~、生田ぁ~どうしたんだよ?
さっきから時計ばっかり見てんじゃねぇか』

そう声を掛けて来たのは、
事務の主任の山本だったのだが。

『あれか?確か…今日は…
お前のあの噂の婚約者も来るんだろ?
それも…西崎ちゃんが言ってたけど。
あの森園美海も来るらしいじゃん?
てか森園って…うちに3ヶ月ほどだけ
居た派遣社員の女だよな?』

「そうなんですよ、その森園さんも…
今日は…西崎の友人として
ここに、来るらしいですよ?」

『どんな顔して来るんだろうな…。
だって、自分が寝た男ばっかり
集まる結婚式だろ?森園の
そっち関係の黒い噂は…
そう言うのに疎い俺も聞いてたしなぁ…』



/ 1757ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp