第101章 ぷち新婚旅行 1日目 淡路島
記念撮影をした後は
ナイトプールでゆったりと
ハンモックフロートに2人で乗って
ぷかぷかしながら星を見上げていると
ぎゅっと…彼がこっちの手を
握って手を繋いできて。
「……!!」
隣を向いて彼の方を見ると
港斗君がにこっと笑っていて。
プールサイドのサウナ…に
ぞろぞろと入りに行く人が居て。
声に出さずにぎゅっと
こっちからも彼の手を握り返した。
『今日は…天気も良かったですし、
ぷち…新婚旅行日和でしたね』
プールで遊んで、ジャグジーに
入って彼とぶくぶくして…。
サウナの人達が外に出たので
それと入れ違いにサウナに入って。
その後は…しばらく
私達だけの…時間があって。
港斗君が…全力で泳いでも
今なら許されますよね?と
バタフライから背泳ぎ
平泳ぎをして…クロールと…
そこまで長さのないプールだけど
ぷち個人メドレーをして泳いでいて。
ナイトプールの営業時間の22時まで
プールやサウナやジャグジーを楽しんだ。
彼とナイトプールを満喫した後は
一旦…クルーザーキャビンに戻って
備え付けの湯めぐり用のカゴバックに
新しい下着と…アメニティとして
お部屋に置かれていた
シートパックを入れて
大浴場に入りに行く準備をする。
面倒なので、クルーザーの
洗面の所にあったアメニティで
メイクだけ先に落として置いた。
フェイスタオルとかバスタオルは
大浴場にあるので、お部屋のタオルは
持って行かなくていいのだそうだ。
着替えを持って歩かなくていい様に
備え付けてある館内着に着替えた。
さっきまで水着だったから
実は…下は…ノーブラとノーパンで
こう…下が…何とも言えず…
スースーとして落ち着かない。
ホテルの最上階の6階に
展望風呂の 霑(てん)がある。
この 霑と言う見慣れない漢字は
てん…と読む…らしく、
てん…と言うのは、うるおうとか
うるおす、しめらす…と言う
しっとりしてそうな意味の漢字らしい。
その他にも湯上り処と、
貸切風呂とスパが同じフロアにある。
彼とは湯上り処で待ち合わせをして、
女湯の暖簾を巴はくぐって
空いている場所に着替えの
下着を入れて、今着ている物を脱いだ。