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12歳年下の彼に溺愛される話

第77章 梅雨は紫陽花



そのまま4人でモザイクを歩いて、
夕飯はどうするかって話をしていた。

『何します?何が食べたいですかね?
無難と言えば……カプリチョーザとか
びっくりドンキーもありますし。
和食、ステーキ、しゃぶしゃぶ…。
上にシュラスコ食べ放題の所もありますし…』

ファーストフードから、ファミレス
和食、洋食、中華、イタリアン、
ブラジル料理、バイキングと…
このモザイクの中だけでも飲食店は沢山あって。

「あそこは?あそこ…あれ…」

『ああ、串家物語ですか?
僕は…構いませんけど…
2人は…串カツでも良いですか?』

串カツバイキングのチェーン店だけど
デザートとかもあって、色々食べられるし
自分のテーブルで揚げるから、
揚げたての串カツが食べれる。

2人は好き嫌いもないし、
ここで良いと言ってくれたので。
串家物語に入店した。
土曜日だけどまだ時間が早めなので
そこまで席も埋まって無かった。

早速彼は大盛りのカレーを食べていて、
揚げるスペースは中央で区切ってあるから
こっち側とあっち側で分けたんだけど。

カレーを食べている彼の分も
自分のを揚げるついでに揚げて。
揚げたてのオクラや
アスパラやレンコン、
ウインナーやエビを自分の分と
彼の分と揚げて行く。

揚がるのを待つ間に、
取って来たサラダを食べて。

『巴さん、甘いもの食べますか?』

そう彼がカレーのお代わりのついでに
デザート要りますかと聞いて来たので
適当に取って来て欲しいとお願いした。

彼が自分のカレーのお代わりと
1口サイズのケーキを
全種類取って来てくれたので
揚がるのを待つ間に食べながら待って。

『巴姉サン、これ、チュロスと
可愛いたい焼きありましたよ~』

定番の串カツから、ちょっと
変わった変わり種なんかもあって。
玉子焼きとか、チーズ春巻きとか
チーズ竹輪とかも美味しかった。

チョコレートファウンテンで
マシュマロいっぱい食べてしまって。
ソフトクリームを食べて
お腹いっぱいになって串家物語を後にした。

『そろそろいい感じに…、
暗くなって来ましたね』

串家物語に居る内に、大分
暗くなって来ていて。
時間は19時…過ぎぐらいだった。



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