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12歳年下の彼に溺愛される話

第73章 2024年5月6日



『え?あの子…魚苦手だったの?
昨日アクアパッツァ…喜んで食べてたから
魚好きなんだって思ってた…』

「いえ…普段は…そんなに…
好んでお魚食べる子じゃ…無いんです…。
やっぱり、自分で釣ったって部分が
大和にとっても大きかったのかなって…」

そんな話をして居たら、
眠たそうな大和を抱っこして
彼がバタバタと大きな足音をさせながら
キッチンまで大和を連れて来て。

『巴さぁ~~んッ!
酷いじゃないですか、ど、どうして…
僕の事…起してくれなかったん…ですかッ。
なんで…アルトと…一緒に
料理なんか…しちゃってるんですかぁあっ』

「いや…だって…まだ…大和も寝てたし
ご招待して貰ったとは言え…、
そんなお客さんお客さんし過ぎるのも…。
それに…、2人で来ちゃったら……
大和が…起きて来た時に…って
きゃあああっ!!」

話をしていた途中の巴が
思わず叫び声を上げてしまったのは
突然奥から現れた…双子の片割れの
來翔の方が…下着1枚の姿だったからで。

『お~、皆、もう起きとったん?
なんや、早いやん…、あ、ミナト
俺、一緒にヤマト君と
その辺で遊んどくさかいに。
巴ちゃんと…2人で
屋上の風呂入って来いや。
俺も今、海見ながら朝風呂して来たとこねん』

ボクサーパンツ1枚のままで
港斗の腕の中の大和を來翔が抱っこして。
そのままこの階の下に連れて行ってしまって。

後は朝食がその頃には準備が出来るから
2人で朝風呂に入っておいでと
有翔さんに…言われて…。

今…彼と…屋上のジャグジーからの
淡路島の海の絶景を楽しんでいる。

朝風呂を頂いて、
リビングに戻ると。

綺麗に朝ご飯の支度が出来ていて。

來翔さんはと言うと…
まだボクサーパンツだけの恰好で
大和とプラズマカーで
広いリビングで競争していて…。

『ちょっと…、ライト…
朝ご飯できたし…いい加減服を着てよ…』

『ええやんええやん…ちゃんと
パンツ履いとるしセーフやって
巴ちゃん達戻って来たら着るし』

「えっと、戻って…来て…ます…っ…」

慌てて來翔さんが、私の姿を見て
椅子に引っ掛けていた
Tシャツとハーフパンツを履くと
外に出てもいい恰好になる。

『ほら…2人とも手洗って来て
朝ご飯できたよ?』


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