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12歳年下の彼に溺愛される話

第72章 淡路島の夜



『良いですね…何だか…
こうしてると…巴さんと
夫婦になったみたいな気分ですよ…』

湯上りに休憩する為に
設置されていたベンチに座って、
港斗君とそんな話をしていた。

不意に…顔を上げた時に
彼が顔を屈めて近付けて来て、
彼からのキスをそのまま受け入れた。

「んっ…み、港斗…君…
ま、待って、んんっ、
……こ、こじゃ…なくて…」

來翔、有翔の双子は、
あっちの建物で夜は
過ごすと言って居たから
こっちの大きな建物は…
私達3人だけなので
ここでキスをしていた所で…
大和はもう寝てしまってるので
誰かにバレるとかの心配はないけど…。

彼のキスが…深い方に…なる前に
彼にストップを掛けて、
2階にある部屋に戻ろうと伝えた。

琉球畳の上にローベッドが3つ
並んでいるお部屋に戻って来て。
ローベッドの真ん中に大和を寝かせた。

部屋の明かりを調光して
寝るのにいい位の明るさにすると。

『巴さん…そろそろ、
隣の部屋…行きましょうか?』

「う…うん…」

『ライト、アルトにも…気を
遣って貰っちゃってますし…』

そう言えば…テラスハウスに
2人が泊りに来た時も…
結局…気を遣って貰っちゃったし…。

『こっちとあっちが離れてますし
もしかしたら、あの2人も
今頃あっちは、あっちで
淡路の子…呼んで楽しんでるかもですし』

「へっ…?」

『これだけ広い建物なんですから、
他にも出入り口あっても良くないです?
ベッドルームも幾つかあるみたいですし、
あの…2人…ですから…それも
あり得なくないですよ?』

そうだ…來翔さんは彼女が
常に何人か居るのが普通みたいだし、
有翔さんは有翔さんで、
不倫??ばっかりしてる…みたいだし…。
それに……あの…紫苑さんとも
そう言う…間柄にある…みたいだったし…。

『巴さん…?もしかして…
想像しちゃったとかですか?
ダメじゃないですか…、巴さんは
僕の彼女なんですからね?』

彼の言葉に現実に引き戻されて来て、
その性的な事を想像させる声色に
ドキドキとしてしまうし
色々と期待してししまって
お尻を動かしてもじもじとしてしまう。

『隣の部屋…行きましょうか?』

そう問いかけ直されて、
巴は自分の首を縦に振った。


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