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12歳年下の彼に溺愛される話

第70章 2024年5月4日



カワイイコツメカワウソを見れる
場所には多少の人が集まっていたが。
時間指定入場のお陰か
少し待てば…前でカワウソを見れて。

小林君と葵ちゃんの姿を
その先の滝みたいになってる場所で
見つける事が出来た。

2人が上の方を見上げて
何かを探しているみたいで。
そんな上に何が居るのかと
巴と港斗も上を見上げると。

『見えますか?あそこ…
あの高い場所にサワガニが居るんですよ』

『カニしゃん、居たねぇ』

その滝から
川になって行って下に流れるのを
橋みたいになった通路から
見下ろせる場所があるのだが。

その場所の隙間に隠れている
サワガニをあそこと葵ちゃんが
大和に教えていて。

『青いサワガニがいるって知ってます?』

「青いサワガニ…??」

サワガニって赤いイメージだけど…
青いサワガニが居るんだと、
そんな話を小林がして来て。

日本の森の先にはアリューシャン列島、
モンタレー湾と続いて行く、
モンタレー湾にはカリフォルニアアシカや
ゴマフアザラシが展示されていて
大和はまた今度はアザラシの前から
動かなくなってしまったので。
2人には先に進んで貰った。

水槽の中を一定の軌道で
周回する様に泳いでいて、
大和は下からヌッっと
アザラシが泳いで上って来る
角の特等席を陣取っていて、
アザラシが下からぬっと出る度に
きゃっきゃっと大喜びをしていた。

『海遊館楽しんで貰えてよかったですよ…
今日は暑くなるって予報でしたし、
外の施設より、室内の方が良いかなって
ATCの室内遊園地みたいな遊び場とかも
ちょっと考えたんですけど、
あっちのふたりにはそれは退屈だろうしなって』

港斗君があれこれと…大和も楽しめて
葵ちゃんと小林君も楽しめる様に
考えてくれたんだなと…思うと。
港斗君様様だなって思ってしまう。

「あれ?大和…さっきまで
アザラシ見てたのに…居なくなってるっ」

慌てて追いかけると、その先に
パナマ湾のエリアでハリセンボンを
これまた真剣に眺めている大和を見つけて。

その先のエクアドル熱帯雨林のエリアの
ピラルクやアロワナが居る水槽の前で
ピラルクを眺めている小林と葵の姿を見つけた。

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