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12歳年下の彼に溺愛される話

第70章 2024年5月4日



私達がそんな事をしてる間も
チケットブースには長蛇の列が
ドンドンの長くなって行くのが見えて。

チケットを買った人が、
入れるのが1時間後だとかって
そんな風に言いながら
まだマーケットプレイスも
オープンしてないから
何処で時間潰す―?と
そんな相談をしながら
歩きながらしている会話が聞こえていた。

『巴さん、
もうすぐ9時になりますし
そろそろ、入口の方に行きましょうか?』

チケットの半券を切ってくれる
カウンターのある場所には、
現在水族館に入場できる
チケットの指定がされていて。

その辺で時間を潰して
スマホを弄っていた人が
ぞろぞろとこっちに向かって来るから
この人達は私達と同じ、
9時の入場の人なんだろうなぁって。

階段を上って海遊館の中に入ると、
港斗君が大和の為に
スタンプラリーが出来る
ノートを買ってくれて。

海の生き物が描かれた、
ネックストラップ付きで
大和が使いやすい長さに
ストラップを調節してあげた。

そのまま水族館の導入部である
トンネル状のアクアゲートを
こう…子供がいるだけで…
通り抜け…られないでいて…。
2人に先に進んでほしいと
港斗君が声を掛けて、
一番最初の水槽から…
端っこの方に居る…エイのお腹に
大和は…夢中になっていて。

ここからずっと動けないんじゃと
心配していたら…ふっと
その場から離れて先に走り出して。
すいませんと謝りながら追いかけて
先先進んでしまう大和と手を繋いだ。

その先に進むと…
大きなジンベイザメのオブジェと
一緒に記念撮影が出来る場所で。
遊園地とか観覧車の前とかに
良くあるやつだったのだが…。
大和にお土産に持って帰る分として
3人で写真を撮って貰って
その時にスタッフの人に
私のスマホと、彼のスマホでも
写真を撮って貰って。

海遊館と言えばの…
長---い…エスカレーターを登って。
3階から一気に7階まで移動する。

7階に辿り着くと一気に雰囲気が変わって
森林が目の前に広がる景色になって、
滝が流れ落ちる音が聞こえて来る。

『お魚さんっ…』

日本の森と言うこのエリアには
淡水魚…鮎やニジマス、アマゴ、
カワムツやオイカワなどが居て。

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