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12歳年下の彼に溺愛される話

第66章 先月の話……



ついつい…耳を…ダンボにして
その…話を盗み聞きしてしまっていて。

その…過去に妊娠した…と言う
紫苑さんが…不倫関係にあった
男性教師…は…1人ではなくて…。

クラスメイトの…樹里って子と…、
1人の先生を取り合った挙句
その先生は両方…と関係を持っていて。
どっちにもそれを内緒にしていて。
相手に勝ったと思わせていたみたいで。

妊娠した……相手は…その
樹里と言う人と取り合ってた方じゃない
若い…男性教師…だったらしいんだけど。
紫苑さんが妊娠したのをきっかけにして
その2人の先生があぶり出しをされたらしく。

その樹里と言う子と、紫苑さんは
自主退学…そして…教え子に
手を出していた教師2名は懲戒免職。

もう…この人の…半生で、
ドラマでも書籍でも漫画化でも…
出来てしまいそうな…そんな感じで…。

『結婚する…って本当?
亜希子ママに聞いたんだけど?』

『本当ですよ…、僕は…彼女と
結婚するつもりで先月から引っ越して
同棲して一緒に暮してますから……。
ですから…、もう…紫苑とは…
関わりたくないんです…一切』

『まだ結婚してないんでしょ?
だったら……良いじゃないの…
今の内に…楽しんで置けば…、
あの頃…みたいに…一緒に遊ぼ?』

その…色気のある…紫苑の声色と
誘うような言葉に、聞いているだけで
同性なのにドキドキとしてしまって居る…。

『どうせ…また…あの頃みたいに、
僕の子供妊娠したとかって、
ありもしない事…あったみたいにして
周囲に言いふらすつもりなんでしょ?』

『そんなウソつくつもり?
そんなにあの巴って女が大事…?
だったら…素直に従って置けばいいのに…
ありもしない事じゃないでしょ?
港斗が…いい子にしてたら…
全部…あの女には…黙って置いてあげる…』

そう言いながら…自分の身体を
港斗の身体にスリスリと
紫苑がすり寄せてしなだれかかっていて。

ツツツと…港斗の胸板を
自分の指先でなぞって行く。

『やめて下さい…、離れて…』

そう言って港斗が自分の身体に
擦り寄って来る紫苑を
自分の身体から引き剥がそうとした時に
紫苑が腕を彼の身体に回して
港斗の唇に自分の唇を押し付けた。


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