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12歳年下の彼に溺愛される話

第66章 先月の話……



チューハイとかだったら、
ウーロンハイとか沖縄のさんぴん茶ハイとか
缶入りの緑茶ハイとかも…
健康志向の人には人気だとか…。
焼酎が割れるなら…日本酒も割れるか…。

半分飲んでと彼に言われて
グラスの中の日本酒を半分にすると、
グラスに氷と濃いめの急須の中に
残っていた冷めた緑茶を注がれて。

薄目の緑茶…みたいな…見た目の、
ふんわりと緑茶の香りがする
日本酒の緑茶割が…完成する。

急須の中の濃くなった緑茶の
渋さと言うか苦さを
日本酒の自然な甘さがマイルドにして。
あの…日本酒日本酒とした香が
こっちも…良い感じに緑茶の香りで
オブラートに包まれてマイルドになる。

コクンと…飲み込むと…、
飲み口も爽やかで飲みやすくて。

「美味しいです…、日本酒の緑茶割り…
日本酒の匂いが苦手な人でも
緑茶のあの渋みみたいなのが
苦手な人でも…ゴクゴク行けちゃいそうで…」

『巴さん…私は
日本酒にはこれがオススメなのよ』

そう言ってちょっとした
おつまみを持って来た亜希子が
カルピスの原液を持って来て。
日本酒のカルピス割をオススメされる。

日本酒は製造過程で乳酸菌を使ってるので、
日本酒とカルピスは相性が良いのだとか。

亜希子が自分が飲む為に
スライスしたレモンをテーブルの
中央にどうぞと出して来て。

カクテルとかが入ってそうな
スリムなロンググラスに
自分の分と私の分の
日本酒のカルピス割りの
レモンスライス入りを作ってくれて。

電話を終えて戻って来た紫苑が
それを飲んでいる私を見て、
私にも頂戴と亜希子にお願いをしていて。

『はい、紫苑ちゃんの分ね。
それ飲んだらお風呂先に入って頂戴』

そう言われた紫苑は不満そうにしていたが、
グイっと一気にグラスを空にして
さっさとお風呂に入りに行ってしまって。

……それからお風呂長いと言ってたけど
1時間…半…ほど…掛かってた…みたいで。
その後は…1階の客間にこもって居て。
その間に港斗君が弟の奏多君とお風呂に
入って来ますと声を掛けて来て。

『ああ、港斗…これ、
さっき話してたあれの鍵…だから
居るんだったら使いなさい…』

『ああ、あれの鍵ね…ありがとう…』


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