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12歳年下の彼に溺愛される話

第66章 先月の話……



お夕飯の後は…、
後片付けも一緒にさせて貰って。

『巴さん…、
お湯張りが出来たら
港斗と一緒にお風呂入っちゃってね』

「いえッ…、わ、私は…一番最後で……ッ」

今は生理中だし…ご実家のお風呂に
いつもみたいに彼と一緒に…と言う訳には…。

『そうね…じゃあ…
偶には兄弟水入らずで、
港斗には奏多と
一緒にお風呂にして貰おうかしら?』

キッチンからリビングで
お酒を一緒に父親である浩輔と
飲んでいた港斗に亜希子が
それでいいわよね?と声を掛けた。

『いいよ、…まだ…父さんと
ここで飲むつもりだし…、
お風呂長い紫苑に先に入って貰ってよ』

お風呂が長い…紫苑さんに
先にお風呂に入って貰ってと
港斗が亜希子に返事を返した。

『あら?その…紫苑ちゃんは?』

さっきまで一緒に、港斗と浩輔と
一緒にお酒を飲んでいた紫苑の姿が
いつの間にか無くなって居て。

『ああ、兄さんから電話が掛かって来て
今、玄関の外で話してるよ』

そうさっきまでその場にいた
紫苑が今席を外している理由を、
浩輔が亜希子に説明して来た。

『巴さんも…どうだい?
こっちに来て、1杯…一緒に』

そう私に浩輔さんが声を掛けてくれて、
港斗君のお父さんの浩輔さんと
港斗君の間に挟まれて座って。

港斗君が右側から私に
グラスを差し出してくれて。

『はい、巴さん。このグラス
まだ使ってないグラスなんで綺麗ですよ』

「あ、ありがとう…」

『じゃあ…注がして貰うよ?』

そう声が左側から聞こえて、
グラスを日本酒で満たされてしまって。
ぐいっと…そのグラスの日本酒を
一気に半分ほど…飲んだ…。

スッキリとした飲み口で…飲みやすい…。

『いい飲みっぷりだね…?
巴さん、もっとどうかな?』

そう言ってお代わりはどうかと
お父さんの浩輔さんに言われて、
残りの半分を慌てて飲んで
グラスを空にすると、
トクトクトクと…また…
グラスに並々に日本酒を満たされてしまう。

「すいません…ありがとうございます…」

『巴さん…、
日本酒の匂いが気になるなら
コーラとか、緑茶で割ると良いですよ?』


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