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12歳年下の彼に溺愛される話

第66章 先月の話……



と…紫杏さんに感謝をされてしまって。

しばらく…そのまま紫杏さんと
お話をさせて貰ってたのだけど、
美咲さんみたいな…癒しオーラのある女性で
自分も…将来は…こんな…お母さんに…
なれたら…なぁと…思ってしまって居た。

紫杏さんは…ご主人が迎えに来て
ご家族で有馬温泉にある
ウエルカムベビーのお宿に
連泊してゆっくりすると…いう事で。
迎えに来てくれたご主人さんも
凄い穏やかで優しそうな人で。

先に帰ってしまう3人をお見送りすると。
人口密度が急に減ってしまって、
寂しいなと…思っていたのだけど…。

お兄さんのご家族も…
宝塚ホテルを…予約してると言う事で。
タクシーを…呼んで貰って
我々もお暇するよと…浩一さんが浩輔さんに
そんな風に言っていた時に…。

『パパ…私、今日はここに泊まるから
明日、迎えに来て、良いでしょ?
亜希子ママ…あのお部屋…使わせて?
もっと…港斗と…話したいし…。
ね?パパ、良いでしょ?お願ぁ~い』

そう言って猫なで声で
自分の父親に紫苑がおねだりをしていて。
もう…浩一さんは…自分の娘には
甘々デレデレの様で…お願いするよと
浩輔さんに…紫苑さんを託して。
迎えに来たタクシーで…帰ってしまって。

一番…残って欲しくなかった…、
紫苑さんだけが…残っている…
私にとっては居心地の悪い…
そんな状況になってしまって居て…。

『……って言う訳みたいだから、
巴さんの為にお部屋…の
お掃除も…してたんだけどね…、
巴さんは今夜は、
港斗のお部屋で寝て貰えるかしら?』

「もう…私は…、
ここのソファでも…どこでも…」

『だったら港斗のお部屋がいいわよね?』

『そうですよ、巴さん
毎日一緒に同じベッドで寝てるんですし。
ちょっと…狭くて窮屈なだけですって』

そう彼が言った時の…紫苑さんの
顔が…凄い怖かったんだけど…。

とりあえず…今晩一晩我慢するだけと
自分に言い聞かせて、しばらく
ご一家の皆さんとリビングで談笑していて。

さりげなく…だけど…、
紫苑さんが…時々…港斗君に
ボディタッチしてるのが…気になってしまって。

彼が…紫苑さんと距離を離そうと
ソファの上を移動すると、
隣にいる私と…密着してしまう。


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