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12歳年下の彼に溺愛される話

第66章 先月の話……



リビングはさながら
バイキングと言うか、
立食パーティー会場状態で。

ビュッフェスタイルで
小皿に盛り付けられたお料理が
楽しめる感じになっていて。

『ごめんなさいね…小さい子達が
我慢出来なさそうだったから
先に頂いちゃってたのよ…』

そう亜希子が申し訳なさそうに
こっちに言って来て。
彼の弟の奏多君が私達の分の
取り皿とお箸を持って来てくれて。

このお料理凄いですねと言うと、
注文してたオードブルを
ビュッフェスタイルに盛り直しただけよと
そんな感じに亜希子が言って居て。

唐揚げやエビフライ、ソーセージに
キッシュや、サンドイッチ、サラダ巻きに
握り寿司は大きな桶に入ってたから
お寿司も注文した物なのだろうけど。

その中に玉子のお寿司や
イナリ寿司があるのは
小さい子供への…配慮…な感じで。

テーブルには食べかけになって居る
カレーの残りがあったり
小さい子用の椅子があったりしたので。
その紫杏と言う女性が
小さい子を連れて来ているのだろう。

お言葉に甘えて、お料理を頂いていると
小さい子を連れて散歩に出ていた
紫杏と言う女性が戻って来て。

歳が紫苑さんとは離れているのか
元々なのかこちらの女性はとげとげしさは
私に対しては全く無くて。

年齢は30歳なのだと言っていた。
後…おちびちゃん2人は
年子で2歳と3歳なのだそうで。
私は実家の妹の子供大和が
それ位の年齢から…世話をしたりしてたし
ある程度の…子供の扱いには慣れていて。

彼の親戚が勢揃いで…会話に
入りにくい部分もあったので。
そのちびちゃんたちのお相手をしていたら。

すれ違いざまに紫苑さんに。

『行き遅れが…ポイント稼ぎに必死過ぎ…』

と…私にだけ聞こえる声で…
嫌味を…言われてしまったのだけども…。

お昼ご飯を…終えて2時になる頃には
おちびちゃん2人はお昼寝の
時間になってしまって。
すやすやと…ソファで眠ってしまって居て。

『ごめんなさいね…、
初対面の巴さんに
うちの子達を…見て貰ってしまって…』

「いえ、うちの妹も…
小さい子が居ると、自分の食事も
ゆっくり食べられないと言ってましたから…」


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