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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第8章 可愛い後輩




頭のてっぺんから足の先まで愛されて。

睡魔に襲われ意識が遠退きそうになってもジンによって戻された。


気が付けば外はすっかり明るくなり、愛されすぎて身体のあちこちが痛む。



でもこれは・・・・・・幸せな痛みだ。




「お待たせしました・・・シャワー、どうぞ・・・」

「・・・・・・フン」

「・・・・・・」



一緒にお風呂に入りたいと言われたが、何もされずに済むわけがない。


今日はベルモットに新入りの世話とやらを頼まれているのに、ジンと2人でいたら触れ合って1日が終わってしまう。


私も一緒に入りたかったし彼の拗ねた顔が愛おしくてOKを出してしまいそうになった・・・が、心を鬼にして断った。


シャワーを浴びて帰ってきてもなお、ジンのご機嫌は斜めらしい・・・。



「・・・ジン、もうすぐウォッカが迎えに来ますよ?」

「・・・2人で入れば時間に余裕があっただろうが」



2人で入ったら、まだまだ出てこられません。



子どものように口を尖らせはしないが、拗ねて甘えているのは可愛い。

ジンの甘える姿など誰も見たことがないだろう。

そう考えると、私だけに気を許してくれているのだと優越感に浸れる。




しかし・・・気になることが1つ・・・。



「あの・・・ジン。今回はゴム・・・が、なかったから抱くのをやめようとしてくれてましたけど・・・。部屋では何故・・・」


最後まで抱いてくれなかったんですか?


私だけ気持ち良くしてくれて、その後すぐに部屋を出されたことが・・・ずっと気になっていた。



煙草を吸っている彼が私の目を見て、フッと煙を吐く。

目を細めて微笑む姿にドキッとした。







「・・・・・・バーボンと関係があったんだろ?奴の顔がチラついたっつーのと、あとは・・・・・・」



バーボンとの関係を気付かれていた。

・・・ということは、私もNOCとして怪しまれているのではないだろうか・・・。



「お前の気持ちが完全に俺に向いてからシたかった・・・っつーか・・・・・・バーボンと切れていないうちにヤったら、お前は気にするだろ」





つまり・・・すべては私の為。

「女々しいから忘れろ」と彼は言うけど・・・

どうやっても忘れられないよ。



あなたとの"色あせぬ恋"の始まりだから──


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