第4章 コードネーム ※
「明日、遅刻すんじゃねーぞ」
「・・・わかってます。遅刻したことありません」
「さっき遅れて来ただろーが」
「さっきって・・・それは違、ぅッ」
ああ言えばこう言う女を強制的に部屋から出す。
何故あんなに反抗的なんだ?
可愛げがねぇ。
扉を閉めて追い出した後、矢継ぎ早に浴室へ向かった。
「ッく・・・・・・」
シャワーを浴びながら、腹まで反り勃っている陰茎をゆっくり扱く。
既に限界を超えているソレは、亀頭から汁が滴り痛いほど硬くなっている。
「はあ・・・ッ、ちっ・・・くしょ・・・」
ミモザのぷるんとした赤い唇・・・
弾力のある程良い大きさの胸・・・
弄ると良い反応を見せる桃色の乳首・・・
艶のある、いやらしい声・・・
すべてが頭から離れない。
愛液でヌルヌルになったアイツのナカに自分のモノを挿れる想像をしながら、扱く手の動きを速める。
「はっ・・・ミモザ・・・・・・ッ」
クリトリスを舐めただけで達してくれて。
イった直後の蕩け切った顔を見て、我慢できずに挿入してしまう所だった。
お前のナカはどんな感触なんだ?
このデカくなった俺自身をぶちこんで、気を失うまで突き上げたい。
俺のモノで、もっと啼かせたい。
俺なしでは生きていけない身体にしたい。
「ミモザ・・・・・・くそッ・・・・・・・・・う・・・ッ」
シャワーの湯と共に流れていく白濁した欲望。
いつも以上に多く出ている気がした。
「はあッ・・・・・・はあ・・・・・・」
シャワーの音と自分の声だけが浴室に響いて。
先程までの温もりが消えてしまい、虚しくなった。
「俺だ。ああ、了解」
すぐに連絡がつくウォッカ。
アイツにも見習ってもらわねば、何かに巻き込まれたのではと気が気でない。
一目見た瞬間に芽生えたこの想いは、俺の中で日に日に大きくなっているんだ。
危険と隣り合わせの組織の中にいても、そう簡単に死なれては困る。
俺の前から姿を消すのは許さない。