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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第4章 コードネーム ※




「はぁっ・・・はぁっ・・・」

「派手にイったな。おい、顔見せろ」

「ふ、あッ・・・」


自分でも派手に達してしまったと思う。

クリトリスを突つかれただけで、飛び跳ねるほどの衝撃を受けるなんて。

顔を見られるのが恥ずかしくて手の甲で隠していたが、ジンに遮られてしまった。


「・・・ハッ。間の抜けた顔してるな。
この顔は他の男に見せねぇ方が身の為だ」

「・・・どういう・・・ッんん!」


彼は人が話をしている時に口を塞ぐ性癖でもあるのだろうか。


無理矢理した割には、ゆっくりと唇を擦り合わせるような、触れるだけのキスを繰り返す。

時折、ちゅっ・・・と鳴る控えめな音にもどかしさを感じつつ、ジンの温もりに酔いしれていた。



このまま・・・ジンに抱かれたら、降谷さんに報告しなければならない。

以前のハニートラップのように自分から仕掛けて及んだわけではないので、少々気まずさがある。

私に任された"ジンの懐に入る"目的は、順調と言っても良いと思うのだが・・・

降谷さんの反応が怖い。




「んぅ・・・あ、ん・・・っ」

「・・・ミモザ、そろそろ行け。約束あんだろ」

「・・・え?」



まだ最後までしていないけど・・・これで終わり?

私が秘部を舐められて達しただけで、ジンに関しては服を脱いでもいなければ、どこにも触れていない。

彼の下半身は、一目でわかるほど大きく主張しているのに・・・。



「あ、の・・・・・・ジン、は?」

「あ?とりあえずさっさと着替えろよ」





ジンは途中で終わらせて辛くないのか、と聞いたつもりだったが・・・

結局、彼は他の女性を抱くのか・・・。

だったら何故、私に触れたのだろう。

あんなに優しく唇を合わせて・・・暖かい手で触れて・・・。



私にはジンを満足させられないということ?

他にお気に入りの女性がいるということ?




ジンは先程まで2人で寝ていたソファから離れ、窓の外に目を向け煙草を吸い始めた。

彼好みの身体ではなかったのかもしれない。

行為はもう終わってしまったのに・・・ナカはまだ期待して疼いている。

順調だと思っていたのは気のせいだったのか。







腑に落ちない気持ちを抱えながら落ちている服を身に付け、髪の毛を整えた。

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