• テキストサイズ

【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第3章 黒ずくめの男




「気に入った。これからは俺に付け。ハニートラップはもうやらなくていい」

「・・・・・・はい?」


どこの誰だかわからねぇ野郎と寝るくらいなら、情報など得られなくていい。

そんなの他の奴にやらせておけ。

無駄なことに時間を割かずに俺といろ。



「俺の任務に付いてこい。常に俺の側にいろ」

「あの・・・私、末端ですし・・・」

「だから何だよ。バーボンとは一緒にいられて俺は無理だと言いたいのか?」



腹を括っておいて、まだあの男がいいのかよ。

世話係だと言っているが、最近は放置されているとウォッカから聞いている。

あの男の側にいても上手く言いくるめられて捨てられるだけだ。

胸糞悪ぃ。



俺に疑いの眼差しを向けている女。

何だよ、その目は。

俺が自ら側に置いてやると言っているのに。







『時間です』


約束の15分を知らせるバーボンの声にイラッとする。

番犬は大人しく待っていれば良いものを。



もっと長めに時間を取っておけば良かったと悔やんだが、これからは同じ任務に連れて行くし部屋にも呼べばいい。





「じゃあな。逃げんじゃねーぞ」

「・・・わかりました」


視線を逸らして返事をする女の顔を掴み、こちらを向かせようと手が出かかった。

焦る必要はない。

ゆっくり躾けてやる。












覚悟しておけよ────

/ 203ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp