• テキストサイズ

【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第2章 潜入



「可愛いのに芯がしっかりしてるのね。あなた、名前は?」

「・・・丸音瑠愛です」

「瑠愛ね、覚えておくわ。
ハニートラップに向いてるんじゃない?やらせてみたら?」

「えぇ・・・軽く始めたところですよ」


もしかして・・・近いうちに身体の関係を持つ任務をやることになるのだろうか。

覚悟はしていたが、やらない方向に持っていってくれると思っていた。

・・・ううん。上手くやってくれるはず・・・零なら。


「瑠愛、バーボンに色々教えてもらうといいわ。彼、かなり腕があるから」

「え・・・・・・は、い」


腕がある・・・とは?

ベルモットはバーボンと身体の関係があるの?

他の女性のことを・・・抱いてるの?


「じゃあ、明日よろしくね、バーボン。お相手も、とても楽しみにしているから」

「はい・・・では、明日」


金色の長い髪をなびかせて、走り去っていく彼女を2人で見つめた。

明日?お相手?

そういえば私は、彼が1人でどんな任務を行なっているのか詳しく知らない。

私がいない時はどこで何をしているのだろう。


「・・・さて、僕たちも帰りましょうか。車に乗ってください」

「はい・・・・・・あの、バーボン・・・明日って・・・」

「あなたは知らなくていいことです」

「えっ・・・・・・」



「これ以上聞くな」というオーラを醸し出され、何も聞けなくなった。

私には、逐一報告しろと言っておきながら自分のことは教えてくれない。



結局、帰り道は無言のまま・・・私の家に着いてしまった。


「お疲れさま。明日はゆっくり休んで」

「・・・・・・降谷さん。
私は・・・身体を使うハニートラップもやるんでしょうか・・・?」

「・・・・・・何とかする」

「・・・何とか・・・・・・んッ!」


後頭部を引き寄せられ唇が重なる。

有無を言わせないキスが苦しくて切なくて。

それでも零に求められるのが嬉しくて身を委ねた。



しばらく口内を愛撫され続け名残惜しく離れると、銀の糸が私たちを繋ぐ。

この糸が、いつまでも切れなければいいのに・・・。


「心配するな。僕が側にいる」


ずっと・・・その言葉を信じてるよ。














1ヶ月後。

私は、ハニートラップで

ターゲットの男に抱かれた───
/ 203ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp