• テキストサイズ

【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第2章 潜入




降谷さんから潜入前に幹部のコードネーム、特徴、特技を教えてもらい頭に入れた。

ジン、ベルモット、ウォッカ、キャンティ、コルン・・・No.2のラムに、「あの方」と呼ばれている・・・ボス。

他にも30人ほど。

末端の構成員を含めるとかなりの数で、私たちのようなNOCも数名いるらしい。


そして・・・──



「バーボン。これが僕のコードネームです」



・・・・・・バーボン。

降谷零でも安室透でもない。

昨日感じた"遠い存在"はこの人だったんだ。

笑っているのに私の大好きな笑顔ではなくて。

「できます」と威勢を張ったのに、既に怖くなってしまった。




「・・・。スコッチだ、よろしくな」

「・・・・・・よろしく、お願いします・・・」



諸伏さん・・・顔を合わせるのは何週間ぶりだろうか。

久々の再会が諸伏さんではなく"スコッチ"・・・。

この人もまた、普段とは違う顔付きをしている。

潜入自体が初めてな私は、公安に所属していながら平和な環境にいたのだと痛感した。



「、行くぞ」

「・・・はい」



降谷さんの声掛けに短い返事をする。


やると決めたからには最後までやり切ろう。

私が必要だと降谷さんが言ってくれたんだ。

絶対に成功させてみせる。









/ 203ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp