第2章 お悩み相談室【ハンジ】*
分からない。
加虐心か?性的嗜好か?
どちらもあるんだろうが、ピンと来ない。
教えて、。
「そ、それなら…ハンジさんが分かるまで、待ってます。」
「え?」
彼女はさっきまでの恥ずかしさとは別の様子で、照れながら「こんな状況で言う事じゃないですけど…」と付け加えた。
「今日の事は全部内緒にしますから、絶対気付いて下さい。」
「どういう事…?は分かるの…?私が君のイき顔を見たくなる理由が。」
「ちょ、えぇ…うーん……。わ、かんない…です…」
いつもの私たちのような、和やかな雰囲気が流れる始めた。
どうもは答えを知っているように見えて仕方がない。
「でも、は私にこんな事されてイヤだったよね?私自身、すごく取り乱したと思ってるんだけど…」
「ん、うーん…そこも少し複雑で…」
「酷くされて、喜んでるの?」
私がそう言うと、目を大きく開いて口を閉じた。図星だというのだろうか。
「でも…ハンジさんだから…です…」
私だから、こんなみだらな行為をされても平気だというのか。
その言葉を聞いて、じわっと心が温まる感じがする。
のたじたじな様子に笑みが溢れてくる。
「じゃあ…、もう少し堪能する?」
後で掃除すればいいし、ね?
あぁ、独占欲まで沸いてきたなぁ…
「い、一旦ムリです!出てってくださいっ!」
なんだか満たされている気がする。
私は言う通り個室から出ると、せめて音だけでもと思いドアに聞き耳をたてることにした。
「ね、。」
「なんですか?てか、まだいるんですかっ!?」
「利尿薬の効果が終わっても、またあんな事してもいい?」
「っ……」
沈黙は同意と同じだろ。
また君を抱きたい。そして、早くこの気持ちの名前を知りたい。
分からない事があれば、理解しに行けばいいんだもんね?。
fin