第2章 退屈な日々
リヴァイ side
ゆっくりと紅茶を飲んだあと、俺は食堂へ向かった。
トコトコトコ
「リッッッッッッッッッッッヴァイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーン
顔を見なくてもわかる野生の感とやらかが働いたのか、無意識に体を右に動かし、奇行種を避けた。
奇行種はそのまま大きく転んだ。
「なんで避けるの〜〜〜〜〜!!!!!、、、、、、、イッタ!」
なんで避けるのか。あたりめぇだろ。奇行種が突っ込んで来たら削ぐか避けるかの二択になる。今回は惜しいことに刃物を持っていないため避けた。それだけだ。
ただそんなことを話す時間さえ無駄と判断し、無視して食堂に向かう。
「リヴァイ兵長すみません!!!!!ハンジ分団長誤りましょう、、、、、、。」
モブリットが頭を下げる。
「日常茶飯事だ。問題ねぇが被害が拡大しないように全力をつくせモブリット。」
俺は冷たい声でそう伝えた。
その後は一人で朝飯を食べ、部屋へ戻る。
戸を開け、一発目に入ってくる山積みになった資料を見て深い溜息をつく。
チッ
無意識に舌打ちをしてしまう。
午前中は訓練、午後は資料作り。
毎日する同じ作業に呆れる。
コンコン
?
こんな朝に誰だ…。
「誰だ?」
低い声で訪ねる。
「〜〜〜だ。」