第4章 ゴロツキ
リヴァイ side
何かを訴える目をしていた。
俺はしばらくして状況の整理ができた。
あのガキはこの一ヶ月でゴロツキになっていた。
そして自分で落とした刃物が俺に当たらないように俺と屋根に落ちた事。
罪の意識があること。
あのガキは大粒の涙を流しながらも急いで俺の手当をしていた。
本当ならとっとと捕まえるべきだが、この状況からそうするわけにはいかなかった。
「私を殺してくだいさい。リヴァイ兵長。」
殺す?
こんな逸材を?
そんなマネできるわけがない。
何より
俺は
命を粗末にする人間が嫌いだ。
「死にてぇか?」
「はい。でもリオナだけは。」
「そうか、、、、、。」
ならちょうどいい
「調査兵団に入れ」
「え、、、、、、、、、、、?」
「死にてぇなら巨人にでも食われて死ねば良い。お前の力は人類が進歩するために必要な力だ。」
綺麗事
嫌いだった。
思わず口から出てしまうこの言葉に意味なんてない。
でも
目の前にいる一人の少女を
救うためには
必要なんだ。
俺らしくない。
「私なんかが、、、、、?」
「あぁ。」
「でもリオナは、、、、、?」
「そいつはハンジに聞いてからだな。」
ガキは少し安心したようにも見えた。
「お前は俺がみてやる。安心しろ。」
ガキの頭を撫でた。
何故ここまでこのガキにこだわるのかが自分にも理解できない。
ただ
今ここで
手放してはならない
直感的にそう感じた。
その後ガスが無くなったガキをハンジのところまで運び、この状況を話した。そこにはエルヴィンもいて俺の話に賛成していた。
その他の兵士も二人の動きを見ていたためあっさり同意した。