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死んだと思ったら人類最強と恋をした。

第3章 出会い


ユリ side

このままだと相手のツボだ

俯瞰して考えるんだ。

この状況をまずはどうするべきか。

「逆に貴方は?なんで私のことを兵長から引っ張り出したんですか?」

質問に対して質問で返すというあまり合理的ではないことだが時間稼ぎにはちょうどいい。

「質問に質問で返すとは良い度胸してるね」

軽く笑っている。

「私はこの地下街が大嫌いなんだ。特に女に手を出すやつとか。実際私だってやられたことあるよ?無理やり性行為。ユリがすごい汗かいてて震えてたから。助けようとしたの。もしかしたらって思ってさ。」

確かにあれは傍から見たら無理矢理感があってもおかしくない。

本当に優しい人なんだなリオナは。

羨ましい。

私の感覚的にリオナには話してみても良いのかもしれない。

そう思った。

「ねぇリオナ。今から言う事他言しない?」

「うん。」

リオナは優しく頷いた。

「私は、、、、、、、、、、、、。」

言う

信じてみることにする。

「他の世界から来た。」

予想道理リオナはポカンっとしている。

「他の世界ってどういうこと??なんでそうなったの?」

興味津々なリオナはすぐに質問を始めた。

「違う世界で私は殺された。そしてこの世界に来た。」

冷たい声でそう伝える。

そうだ。私は誰かに殺されたんだ、、、、、。改めて考えると恐怖でしかない。

「私はこの世界を知っている。」

「知ってるってどういう、、、、、。」

リオナが焦りだしている。

それはそうだろう。目の前の人が違う世界から来てるなんて知ったら動揺するに決まってる。

はじめは興味があったとしても徐々に焦るのは当然だ。

「私は壁の中のこの世界の事、外の世界の事もしってる。これからどうなるのかも。」

進撃は飽きるかってぐらい見て情報はすべて頭に叩き込んでいる。

「これ以上は言えない」

そう呟いた後、しばらくの沈黙が続いた。

「とりあえず状況はわかった。とりあえずしばらくは家に居ていいいよ。」

「ありがとう」

「あとさすごい急なんだけど。私の仕事手伝ってくれる?」

手伝い??

「私にできることなら、、、。」

家にもいさせてもらうわけだしできることは何でもしたい。

「ユリって運動神経いい?」

運動神経?体力勝負なのかな?

「ある程度は」

「じゃあさゴロツキ手伝って。」
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